プラナカン博物館②

プラナカン博物館では、曜日、時間によってボランティアによる解説がつく。大方見た後だったのだが、日本語のツアーが間もなく始まるというので参加することにした。

プラナカンというと、マレーと中国の融合文化と思っていたが、意味自体は「現地生まれ」ということらしく、現地の人との混血の子どもを指すらしい。この土地では、インドとの融合もあるそうだ。だから、ヒンドゥー教のプラナカンもいる-そんな説明を初めて聞いた。少数ではあるがヨーロッパ系の人種とのプラナカンもある。見学の序めから楽しくなりな予感がする。

この博物館では結婚に関する展示が面白く、かなりの部分を割いている。絢爛豪華な結婚衣装と被り物、引き出物の豪華なボックス、結婚式の行進の人形はもちろん、婚約時の結納のような品々が展示されている。

これは男性側からの贈り物で、縁起が良いとされる6の倍数、12個の果物とお酒。
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女性からは果物を4個取った後、龍眼(ロンガン)の実を足して、酒はシロップにかえてお返しされる。
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こんなものも男性側から贈られる。豚の足一本!
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そしてお返しは、足の先を使った残りの豚。個人で見学していたときは、何でこんなものがあるのかと思っていたが、やはり説明とはあらまほしきもの也。この豚の足先は何にしたんだろう。普通に食べたんだろうか?その説明はなかった。
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男性から布をもらい、女性はそれで作るか先に用意しておいた服と、プラナカンの女性の花嫁修業にかかせないビーズ刺繍で作ったスリッパ(靴)を返す。
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結婚以外でも、喪服、寡婦の服装、葬儀の際のベッド、装飾の展示もあった。それ自体は驚くものでもないが、展示室の壁に「このコーナーは、死をあつかったもので、お子さまには適切な解説をしてください」という意味の注意書きが書かれていたので、思わず足を止める。どういうのが適切な説明なのかわからないが、敏感な子供は異様な雰囲気を感じ取るだろうから、何らかのケアは必要かもしれない。

プラナカンの伝統的な図柄にそってテーマが組まれているのも面白く、各テーマの最初にスタンプラリーのような凸凹がつく機械が置いてあるので、紙をはさんで押す。
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これは不死鳥、たぶん中国で言う鳳凰だ。他にはセミ、蝶、亀、牡丹などの柄があった。スタンプラリーつきなので、見学中に見落とした展示がないかチェックも簡単!
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結局二回見学し、もっとたくさんのものを見て来たのだが、羅列しても長くなるので、そのうち旅のメモにでも書きつけることとしよう。

2011/08/07(日) | | トラックバック(0) | コメント(6)

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hashsh

『違いを知る』

日本国内でも、県民性の違いとかが話題になったりしていますが、自分たちとは違う文化や風習を知るのって、とっても面白いですね。
贈り物の数とか豚の足にも、ちゃんとした理由があるのでしょうね。

2011/08/08(月) 00:47:25 | URL | [ 編集]

がっぱあや

『No title』

これはこれは魅入っちゃいますね
色もとっても鮮やかで、目が覚めるよう
これもお国柄が出ているのでしょうか、
贈り物で自己主張をハッキリとしている感じですね
(日本はあいまいな色が多いような・・・)
そしてやっぱり気になるのは豚の足先の行方・・・
コホン、これはですね、勝手に解釈させて頂きますと
婚礼の日のお化粧のノリがよくなるように
花嫁さんが事前に食べるため・・・と思われますe-282

2011/08/08(月) 06:05:55 | URL | [ 編集]

夫婦ともかっぱ

『hashshさま』

風習の違いというのは面白いものですね。ここの女性たちは、小さいころからひたすらビーズ刺繍を覚えるらしいです。中近東などでは、女性は絨毯を織って、嫁入りの際には、自分の作品をお披露目したりしていますよね。もし私がそんなところで育ったら、一生嫁に行けないです。
日本では結婚には、「割り切れない奇数」にしますが、あちらは関係ないんですね。

2011/08/08(月) 21:07:36 | URL | [ 編集]

夫婦ともかっぱ

『がっぱあやさま』

そっか、コラーゲンで、お肌にうるおいたっぷりってわけですね。
もどってきた太ももはどうしましょう。悪くならないうちに食べないと。持って行って返ってくるまで、どのくらい時間がたってるんでしょうね。その辺は調査不足でした。

2011/08/08(月) 21:19:30 | URL | [ 編集]

カッパーマン

『』

ビーズ刺繍、すごく細かくて、思わずため息が出てしまいます。
花嫁修業に針仕事でパッチワークを縫って、
お嫁入りの時、ブライダルキルトのベッドカバーを作る、みたいなものでしょうか。
繊細な切り絵が、かぶせてあるとはいえ、豚の足が生々しすぎて、凄いです!

2011/08/08(月) 21:49:28 | URL | [ 編集]

夫婦ともかっぱ

『カッパーマンさま』

まさにナマアシです・・・。朝、屠ってくるんでしょうか。
かつてのプラナカンの人たちは、占いで結婚相手が決められ、あったこともない人のために刺繍やお裁縫で、身の回りのものを作るらしいのですが、お相手のサイズくらいは聞いているんでしょうね。
男性用のビーズの靴は、同じようなものがガイドブックに出ていましたが、制作2か月、1200SD(8万円!)となっていました。買えんわい。

2011/08/08(月) 23:01:21 | URL | [ 編集]

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